日本に訪れる中国人を顧客とする、または中国で商品やサービスを売りたい企業・自治体様の中国向け中国語ホームページを企画・制作致します。中国ソーシャルメディア、微博（ウェイボー）や人人网（レンレンワン）などでのマーケティングもお任せください。
はじめに
中国ECサイト戦国時代
中国ECサイト戦国時代
中国のECサイトといえば淘宝ですよね。特にCtoCの淘宝网は現在でもかなりのシェアを誇っています。一方BtoCではどうでしょう？こちらもやはり、淘宝のBtoC版である天猫（Tmall）が半分以上のシェアを持っています。
しかし、市場はまだ伸びしろが大きく、そこに商機を見いだした新規参入企業も続々と現れています。それにより、知名度アップのための安売りなど、サービス合戦が巻き起こっています（記事タイトルは少々大げさですが）。そこで今回はメジャーなECサイトの中からいくつかを選んで特徴をまとめてみました。
中国ECサイトの代表的な存在。5万以上の企業と7万以上のブランドが出店しており、日本からもUNIQLO、EARTH MUSIC＆ECOLOGYなどのアパレル系をはじめ、PANASONIC、SONY、NIKONなど多くの企業が出店している。購入から一週間以内であれば理由に関わらず返品可能など、利用者の信用獲得にも力を入れてきた。
39元以上購入すると送料無料、iOS, Androidなどのプラットフォームのアプリを配布、市場シェアでは天猫に迫る勢い。売上７年連続200%成長。富士通、maxell、IRISなどこちらも多くの日系企業が出店中。
Amazon中国
http://www.amazon.cn
中国ではシェア3位。世界各国で培ったノウハウと技術力で今後さらにシェアを延ばす可能性もあります。
”陽光包”というアフターサービスと、電話のアカウントに課金して支払いが出来る仕組みで知られる。EPSON、三洋、SHARP、DAIKINなどが出店しています。
QQ商城
http://mall.qq.com
インスタントメッセンジャーで有名なテンセント系列のECサイト。正品保障サポート（偽物があったら、三倍賠償）、一週間送料なしでの返品可、品質に問題があった場合はQQ商城が、販売者に代わり先に賠償する。FUJIFILM、LOGITECHなどが出店。
商品の種類が豊富で、値段が安めと認識されている。KOSEなどが旗艦店を出店。
オンラインスーパーマーケットのパイオニア、新鮮な食材も販売する。CRMモジュールで顧客の行動を調査・分析して、顧客の特性などをアドバイスしている。
”世紀保”保証延長サービス、最大7年まで。”三包”サービス全国範囲での修理を保証。”微瑕客”で低価格で瑕がある商品を修復して販売するなどの特徴がある。
独立した仕入とグループ共同仕入れの組み合わせで、低価格、商品の多様化を達成、オンラインの購入は実店舗より10％安い。天候・交通状況により、具体的な配達時間を計算して客に報告。
いろんなECサイトがありますね。上記はランク上位30の中からの抜粋です。
最近はデザインもとても洗練されてきており、ユーザビリティーの観点からも参考になるものが沢山あります。中国ECサイトのビジュアル面での特徴の一つとして、全般的に商品写真が大きく点数も多いというのがあります。偽物が幅を利かす市場では、商品のイメージのみでなく、細部を見せるのも重要な対策の一つということだと思います。今後、EC関連サイトはシェアが激変することもありえます。注目ですね。
