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コラム

中国のウェブデザイン

・目を引く派手な色使いで賑やかな印象のものが多い
・javascriptやflash、点滅、スクローリングテキスト(文字が流れる)など目を引くための装飾を多様する傾向がある
・情報をぎっしり詰め込む
・リンク先を別ウィンドウで開く
・日本と同じく漢字の特性(形が複雑)上、フォントは大きめ
具体例としては、
http://www.xinyajixie.com/
http://www.mimito.com.cn/
http://www.byts.com.cn/index.asp
http://www.105.com.cn/
http://www.xuancheng.gov.cn/welcome/
以上、中国的な印象の強いサイトをいくつか挙げてみました。

中国のウェブデザインには、日本や欧米で過去に流行り、今はあまり使用されなくなった表現方法やユーザビリティなども多く見られるため、一般的に現在の日本や欧米のスタンダードから、やや遅れている印象があります。
実際、私も以前は同じように思っていましたし、比率としてそのようなサイトが多いのも事実でしょう。

また、日本や欧米ではウェブデザインはユーザビリティなどの面から、サイトの性格によりいくつかのスタンダードなスタイルが確立してきていますが、中国ではまだいろいろな可能性を模索している途上であるという感じを受け、特にユーザビリティの部分ではもっと洗練されていく余地があるように思います。

しかし、ファッション関連サイトやキャンペーンサイトなどを中心に、デザイン、技術ともに非常に洗練されたサイトも数多く見られます。

ほんの一例ですが、
http://www.midi-cn.com/
http://www.yohobuy.com/
http://doopaa.cn/
http://www.idt.net.cn/
http://www.idt.net.cn/work/index.html
http://www.tjeod.com/
など、少し探しただけでも、クオリティの高いものが結構見つかります。

今後、更に中国人利用者のニーズや、世界のウェブデザインの流行などが影響し合い、
模倣ではない、世界の最先端を行くオリジナルで洗練されたサイトが中国から多数生まれてくることが想像できます。

特にスマートフォンやタブレット端末でのユーザーインターフェイスデザインは、
欧米、日本、中国がほぼ同じスタートラインから参入しているので中国のデザインの今後を見るには、特におもしろい分野になるのではないでしょうか。

さらに追加
・トーンのコントラストが低い。
・文字の色が薄い
有名企業でも日中間のサイトデザインをそれほど大きく変えていないところが多く、
今後、中国のサイトデザインやユーザビリティが日本や欧米に近づく可能性が高いことも考慮すると、ビジュアルを大きく変える必要は少なく、チャットでのサポートなど便利な機能は残しつつ、コンテンツ自体のローカライズに力を入れるのが重要かもしれません。
2012年3月現在、中国ユーザを対象にいくつかの日本企業のサイトに関しての好感度やユーザビリティなどの調査を行っています。結果が出次第このサイトでも発表します。

但し、コンテンツがぎっしり詰まっていないと信頼感が薄れるなどは
社会的な部分とも関連があるので、そういったところは重要視する必要があります。

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