2012年4月、上海の協力会社と共同で、日系企業数社の中国語ウェブサイトについての
好感度やユーザビリティに関する調査を行いました。
評価した項目は下記の通りで、1(最低)~5(最高)で採点してもらいました。
・エンターテイメント性
・レイアウトの良さ
・ナビゲーションの分かり易さ
・全体的な好感度
・商品とサイトの雰囲気が合っているかどうか
・検索機能の使い易さ
・文字情報の分かり易さ
・時代に合っているかどうか
・そのユーザーにとって役に立つかどうか
などです。(他の項目も調査しましたが、この記事では割愛します)
以下は各社の結果と、抜粋したコメントです。
A社(メーカー/小売り)
B社(化粧品メーカー)
C社(住宅設備機器メーカー)
今回調査対象として選んだのはいずれも、有名企業で中国での知名度も高いところばかりです。 デザイン、規模とも充実していますので、調査結果も総じて高いポイントをつけています。
そんな中でも、企業により明確な差が出た部分もあり、 コメントの中には参考になるものも多いと思います。 この記事には入れませんでしたが、あるメーカーのサイトでは、 もっと女性を意識した作りにして欲しいという要望もありました。
調査で目立ったのが、空間に対する感じ方の違いです。 日本企業のウェブサイトには、空間を活かしたシンプルで洗練されたものが多くみられます。 これに対する中国人ユーザーの認識は、ばらつきがあるものの、 寂しいとか、退屈と感じる方が多いのが特徴です。 中には、洗練されていて良い、と答えるユーザーもいますが少数です。
中国向けにウェブサイトを制作する際には、この部分に関して特に考慮してデザインの方向性を決めていくことをお薦めします。
*この調査はそれぞれの企業からの依頼で行ったものではなく、弊社が独自に企画、実施したものです。
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調査した企業名は伏せてありますが、ご興味ある企業様はお問合せ頂ければお答え致します。